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アナログゲームライフ002 レビューNo.1:ダンジョンオブマンダム

個人的に非常に気に入ったダンジョンオブマンダム。
「アナログゲームライフ」記事としての栄えある一発目のレビュー対象としたいと思います。


ダンジョンオブマンダム01
箱が非常にコンパクト!


(以下、追記へ。)

 


ダンジョンオブマンダム
プレイ人数:2-4
プレイ時間:1試合5分~10分(勝敗を決するのにおよそ30分)



このゲームはブラフの応酬が熱い、
ハッタリ型チキンレースゲームです。

ダンジョンオブマンダム02
男の浪漫溢るるゲーム。


このゲームを説明する為に敢えてストーリーを付与するならば、


無敵の装備に身を包んだ勇者達が集まっています。
装備が無敵故、どんなダンジョンでも踏破出来てしまう彼らは、
誰が最強なのかが判りません。

そこで勇者たちは
「どのくらい軽装」で「どのくらいの難易度のダンジョン」まで潜って生還できるか。
「如何に自分が男らしいか」で決着をつけようと考えたのです。

A「俺だったら槍が無くても突破できる!」
B「モンスターが5匹居ても突破できる!」
C「じゃあ俺は鎧がなくても突破できる!!」
A「んじゃその状態でドラゴンが居ても突破できるか?俺は出来る。」

B「え?」
C「え?」

A「俺が一番男らしい様だな……。では行ってくる。」

A「アッー」

B&C「無茶しやがって……。」


そんな感じのゲームです。


これを表現する為に、場はこんな感じで初期配置されます。



場
俺だったらこれでも行ける!と言う仮定を話し合っていると言う状況なので、
プレイ人数に関わらず勇者(あなた)とアイテムカードはひと揃いです。


モンスターカードは全部で13枚。
アイテムカードは全部で6枚。

勇者(あなた)は場に出ているアイテムカードの効果を受けます。


前回ダンジョンに突入したプレイヤーから時計回りに手番を開始。
(初戦の場合は最初のプレイヤーはランダム。)

手番になったプレイヤーは最初に以下のどちらかの行動を選択します。

1)山札からモンスターカードを引く。
2)パス(ダンジョンへの突入を辞退)する。


ここで重要なのは「どちらかを選択」と言う事なので
現在のダンジョンへの突入を辞退する「パス」の選択は、
モンスターカードを引く前に決めなければならない事です。
(うっかり引いてしまうと次の自分のターンまでパスは出来ません。)

1)を選択し、山札からカードを引いた場合は、
続いて以下の行動のどちらかを行います。

1-1)ダンジョンにモンスターを放つ。
1-2)アイテムカードを剥がす。


モンスターカードは引いた人しか見れません。
ダンジョンに放つ場合も場のダンジョン領域に裏向きに置きます。

ブラフが醍醐味のゲームなので、
この際に意味深な事をつぶやく事になるでしょう。
(ドラゴンを放ちつつ「ゴブリンか…。」や、ゴブリンを放ちつつ「うわ!?ドラゴンキター!」等)

モンスターを放たない場合、
アイテムカードを引っぺがします。

こちらはダンジョンのモンスター数を増やす事は出来ませんが、
代わりに装備を弱くする事によりダンジョンの難易度を上げる行為です。

これらの手順を
パスしていないプレイヤーが一人になるまで繰り返します。

最後に残ったプレイヤーは
本当にこのダンジョンをクリアできるか挑戦。

クリアできれば1勝。
クリアできなければ1敗。

2敗したプレイヤーは死亡し参加権を失う。
2勝するか生存しているプレイヤーが1名になったら
そのプレイヤーの勝利でゲーム終了。


文章で説明するのがちょっと難しいのですが
実際にプレイするとすぐに理解できる簡単なゲームです。


という訳でリプレイで紹介。

Naotenの先手でゲーム開始。
山札からモンスターカードを引く。


ドラゴン

いきなり最強のモンスターであるドラゴンを引く。
(カードの数字が攻撃力を表す。ドラゴンからの攻撃を喰らえば9ダメージとなる。
 またカード中に書いてある槍のアイコンが、
 そのモンスターからの攻撃を無効化できるアイテムカードを表す。)

Naoten「嗚呼、ドラゴンでちゃったかー。このダンジョン危険だわー(棒」

と言いつつ、ダンジョン領域にドラゴンを裏にして放つ。

相手の手番で相手が山札からカードを引き、
ダンジョンにモンスターを放つ。

続いてNaotenの手番。

カードを引くとゴブリン。

ゴブリン

最弱のカード故、影響力が低い。
そこでゴブリンをダンジョンに放たず代わりに

「ドラゴンが居るこのダンジョンだけど、俺だったらドラゴンランス無くても余裕だね実際。」

と言いつつアイテムカードの「ドラゴンランス」を場から取り除く。

ドラゴンランス
ドラゴンランスはドラゴンの攻撃を無効にできる。


相手は
「あれ?最初のカードは本当にドラゴンだったのか?」
と言う顔でこちらを見つめているが無表情を貫く。

ここで次のターンに相手が恐怖でパスしてくれればヨシ。


次の対戦相手の手番。
相手はパスせずモンスターをダンジョンに放つ。
(ダンジョンのモンスターは累計3匹目。)

ダンジョンはだいたい4匹、5匹になってくると危険度が増すので
まだ安心顔の対戦相手。


続いてNaotenの手番。
モンスターカードを引くがその内容には目もくれず、
アイテムカードを1枚抜く。


それはナイトシールド(HP+3)。


ナイトシールド
ナイトシールドを抜いた事により、勇者のHPは8となった。

より強力なプレートメール(HP+5)ではなく
ナイトシールド(HP+3)を抜いたのには理由がある。

もしここでプレートメイルを抜いてしまえば
次のターンに相手がパスをする確率がナイトシールドよりも高まってしまう。
もしパスされればこのダンジョンに突入するのは自分になってしまうのだ。
(逆にパスされた場合を考えても自分の為に強いアイテムが残っていた方が良い。)

それにドラゴンの攻撃力であれば、
ナイトシールドを抜いただけでも致命傷である。
ドラゴンがダンジョンに潜んでいる事を知っているNaotenには圧倒的有利な状況だ。

「ま、たった3ですからね!」

とニコやかに振る舞う。
相手は少々怪訝な表情だがここが正念場だ。
ボロを出す訳にはいかない。

次の相手の手番。
ドラゴンと言うのはハッタリだと思っているようでパスはせず、
躊躇なくモンスターカードを引き、ダンジョンに投下。

これでダンジョン内のモンスターは4匹となった。


続いてNaotenの手番。
カードを引く手前に一言、

「パスです。(深々と頭を下げて


目を見開く対戦相手。
Naotenがパスした事に拠り、
これからダンジョンに潜るのは対戦相手なのだ。


ここで肝要なのはドラゴンが入っていないと騙しきれるか否か。
敢えてドラゴンの事は触れずに相手の目を見ず俯き加減のNaoten。


ダンジョン突入時、ヴォーパルソードの効果を決定する対戦相手。

ヴォーパルソードはダンジョン突入時に1種類のモンスター名を指定し、
そのモンスターからのダメージを無効化出来る非常に強力な装備で、
この装備で「ドラゴン」を指定された場合、Naotenの思惑は崩れる事になる。



対戦相手「ヴォーパルソードは『ゴーレム』で。」



Naoten(勝った!!第三部完!!)



ヴォーパルソードの指定が終わった所で
次々とダンジョン内のモンスターカードを表にしていく。



1枚目、ヴァンパイア。アイテム:聖杯によりノーダメージ。
2枚目、ヴァンパイア。アイテム:聖杯によりノーダメージ。
3枚目、ゴーレム。アイテム:ヴォーパルソードによりノーダメージ。

(ノーダメージのモンスターは横向きに展開する。)

カードオープン

なるほど、最初の1枚以外のモンスターは対戦相手が放ったモンスターなので、
ゴーレムが存在している事を知っていて
だからヴォーパルソードの指定はゴーレムだった訳か。

確かにNaotenの仕込んだモンスターがゴーレムだったと予想した場合、
合計10点ダメージを喰らい死んでしまう。

ふふ。だがしかしッ!!



トドメのドラゴン
本当にドラゴンだったでござる!


Naoten「本体3+プレートメイル(+5)で合計HP8。ドラゴンの攻撃力は9。さらば勇者よ!!」


対戦相手「ぎゃあああああああ!!!!?」



Naoten「だから言ったじゃないですがドラゴンだって。」

対戦相手「いやぁ、いつも嘘つくからまた嘘かと……。



Naoten「え!?

正直が服を着て歩いている様な僕が嘘つきですとぉぉぉぉ!!?
あ、解ったぞ、それも次の対戦の為のブラフだな!!?
え?違う?え?え??



賭けには勝ったはずなのに妙なダメージを負いつつ、
勝負を続行するNaoten達だったのでした。



強いモンスターカードを引いたプレイヤーにかなりのアドバンテージがある。
と言うのがプレイしての第一印象。

ただ強いモンスターカードには対策アイテムも存在し
それの除去と併せて効果が発揮されるのでその過程でバレやすい。
(リプレイではバレずに勝ってますが。)
そのあたりがブラフの立て合いなのだろうとは思う。

一方、アイテムカードに依存しないモンスターも数種類存在するので、
その辺りの不確定さも読み合いには重要なのかなと。
(例えばドラゴンについで強いデーモンには対策カードがない。)

抜かれたアイテムカード等から相手の投下したモンスターを予想しつつ
どのタイミングで勝負を降りるか、
或いは如何に早々に相手を勝負から降ろさせるか、
その駆け引きがとてもおもしろい。
余計な要素が無いのでその駆け引きだけを純粋に楽しめるのがとても気に入りました。

それに加えて気にいったのが、
極めて短時間で1ゲームが終わる事。
ボードゲームの多くは60分前後のプレイ時間が掛かるため、
このコンパクトさは特筆に値すると思いました。
ゲームプレイ時間だけでなくコンポーネントもコンパクトなので、
胸ポケットに突っ込んで、どこに行く時でも持っていけるそんな所も好印象です。

逆に問題点として気になったのが価格。
内包するコンポーネント数の割にお高い印象。
その辺りは生産数の関係でしょうがないのかも知れませんけど、
ベストセラーになって安価になればいいなぁと思います。

メインゲームのお供のサブゲームとして、
是非、遊んでみては如何でしょうか。


評価点:7/10
購入を検討するレベル


良いアナログゲームライフを。
それではまた。


関連記事
アナログゲームライフ001 カタンの開拓者たちとダンジョンオブマンダムのジャストサイズスリーブ
↑ダンジョンオブマンダムにピッタリのスリーブに関して記事を書いています。



 

tag:  アナログゲーム カードゲーム ダンジョンオブマンダム レビュー

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